ハイドロキノンは胎児に影響を与える?

ハイドロキノンが胎児に影響があるのではないか、という話はよく聞かれます。ハイドロキノンは濃度によって効果にも差がありますが、やはり3%以上の高濃度のものは胎児への毒性も高まるため、危険だと言われています。動物実験では発がん性も指摘されているようです。そもそもハイドロキノンは妊娠中ではない場合でも、漂白作用が強いので扱いには気を付けなくてはいけません。肌が白くなる仕組みとして、ハイドロキノンはメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性を持っています。黒くなる原因のメラニン色素が沈着している層にあるメラノサイトという細胞の活性を抑制させる作用があるのです。何よりも強力なポイントは、メラニンを作る過程をブロックする力があるので、メラニン自体も減少させる働きがあることです。そのような肌の中の細胞まで作用する成分なので、胎児にも何かしらの影響をもたらすことはありえるでしょう。また、よく併用されているトレチノインについては主成分のビタミンA誘導体が、胎児を形態異常の危険に晒す可能性があると言われています。日常的にビタミンAを過剰摂取することが、そのような悪影響を生じる可能性を高めるとの研究報告があります。しかし、トレチノインの皮膚吸収による胎児への影響については、報告はない状況です。美白に使われるトレチノインは基本皮膚に使うものなので、1日分は使用量も微量です。その中で皮膚吸収される量はほんのわずかなので、トレチノインについては大きな心配はいらないと言えるでしょう。妊娠中は肌も敏感になっており、メラニンも活性しやすくシミも発生しがちだと言われます。普段使用していたスキンケアアイテムが合わなくなるなど、敏感さが特に強くなるのが妊娠中なのです。使用する化粧品類も、ナチュラルコスメや肌に優しいものを選ぶようにクリニック等でも言われている方が多いと思われます。しっかりと指示に従って、自分のからだは自分で守るようにしましょう。妊娠中は時間も多く、自分のために美白に励みたいという妊婦さんもいるかもしれませんが、まずは母体を最優先で体力づくりをすることや、労わってあげることが大切です。以上のことから、ハイドロキノンは胎児にも影響があるという可能性はかなり高い為、基本的に妊娠予定や妊娠中、授乳中の方は使用を控えたほうが無難でしょう。トラブルが起きてからでは遅いので、使用方法はきちんと守ることがもっとも重要です。